【1泊2日】会津若松の子連れ観光モデルコース!武家屋敷×東山温泉で歴史と癒やしを満喫
会津若松は、歴史の教科書に登場する町です。
武士が暮らした屋敷を歩き、弓を引き、会津の民芸品に筆を走らせる。気がつけば子どもたちは、歴史の世界に夢中になっています。
そして1日の終わりには、東山温泉へ。
浴衣に着替えて温かい湯にかかれば、大人も子どもも笑顔でほっとひと息つけます。
観光と温泉、両方を楽しめるのが会津若松1泊2日旅の醍醐味です。
歴史と癒やしの親子旅へ出発しましょう。
ライター:ささきまこと
62 ビュー歴史はもっと楽しくなる!子どもが夢中になる会津武家屋敷の魅力
会津若松市の東山町に「会津武家屋敷」があります。
正面の石碑と長い石段が出迎えてくれるそのたたずまいは、訪れた人々を幕末へと引き込むような雰囲気です。
入口には体験メニューの案内が並んでおり、赤べこ絵付け体験や弓道体験、探検クイズカードなど、子どもが夢中になれる企画が充実しています。見学と体験を一度に楽しめるのが嬉しいポイントです。
- 観覧料:大人1,000円/小学生500円
- 赤べこ絵付け体験:1,250円(※先に体験を申し込むと観覧料が団体割引になりお得です)
体験コーナーでは、子どもたちが赤べこの絵付けに挑戦!
会津の民芸品として親しまれる赤べこに、思い思いのデザインで筆を走らせる姿は真剣でした。
完成した作品はそのまま持ち帰れるので、旅の思い出としても最高のお土産です。
それぞれ個性があふれる表情の赤べこが完成!
同じ型でも、全く違う作品になるのが絵付け体験の醍醐味。
並べて眺めると、それぞれの個性がにじみ出ていてとても微笑ましいです。
赤べこ絵付け体験が終わったら、探検クイズカード(300円)にも挑戦!
家族で気軽に楽しめる価格設定です。
子どもたちは敷地内を散策しながら、クイズの回答を探していました。
展示の説明文をしっかり読み、自然と歴史の知識が身につく仕掛けになっています。
子どもたちは「次はどこに行けばいいの?」と館内をくまなく歩き回っていました。
クイズカードを手に、いよいよ武家屋敷の中へ。
当時の武士の生活を想像すると、歴史がぐっと身近に感じられます。
屋敷内には当時の暮らしを再現した座敷が続き、着物姿の人形が当時の情景を鮮やかに再現しています。
廊下を進む子どもたちは、各部屋の展示に目を向けつつ、次のクイズのヒントを探して真剣な表情を浮かべていました。
旧中畑陣屋の説明板の前でクイズカードと見比べる子どもたち。
「ここに答えが書いてある!」と発見したときの表情は格別です。クイズを解くことで自然と歴史の背景も頭に入り、ただ見て回るだけでは気づかない発見が生まれます。
受付に戻り回答を提出!
3人とも見事全問正解でした。とても達成感があったようです。
正解のプレゼントをもらえましたが、何をもらったかは挑戦してみてからのお楽しみ。
館内をひと通り見学した後は、屋外の弓道体験場へ。
4射200円で挑戦でき、的中数に応じて景品がもらえます。子どもたちの目がぱっと輝いていました。
スタッフの方が弓の持ち方から矢の放ち方まで、丁寧にレクチャーしてくれました。
手頃な価格なので、子どもたちは2回、3回と繰り返しチャレンジ。
的に当てることは難しかったですが、それがかえって粘り強さを引き出し「もう1回!」と再挑戦します。
体験後は「また来たい!」と声が上がるほど大興奮でした。
見学を終えたら、館内に併設するお食事処「九曜亭」へ。
館内から直接アクセスできるほか、館外からも食事のみでの利用が可能です。
会津といえばやはりソースカツ丼。
甘辛いソースをまとったサクサクのカツが千切りキャベツの上にたっぷりと乗り、子どもたちも夢中でかきこんでいました。みそ汁・漬物付きのセットでおなかも大満足!
他にも、喜多方ラーメンやそば、うどんにカレーなど多様なメニューが並んでいます。
会津名物の天ぷら饅頭も見逃せない一品。
揚げたてのサクサクの衣の中に甘いあんこが包まれており、おやつ感覚でつまめる。子どもたちにも大好評です。
嬉しかったのは、店員さんが「お子様のメニューを先にお作りしてお持ちしますね」と声をかけてくれたこと。
子どもが待ちくたびれてしまいがちな食事タイムも、この一言のおかげで家族全員が温かい気持ちで食事を楽しめました。観光地ならではのきめ細やかな心配りに、思わず心がほっこりした瞬間でした。
食事の後は広々としたお土産コーナーへ。
会津の地酒や郷土食品、工芸品が所狭しと並ぶ充実のラインアップで、赤べこグッズのコーナーにはぬいぐるみや雑貨がずらりと並びます。
ここだけで会津のお土産がそろってしまうほどです。
体験あり。グルメあり。お土産あり。会津武家屋敷はただ「見る」だけではなく、家族全員が主役になれるスポットです。
歴史に触れた興奮と、おなかがいっぱいの満足感を胸に、次はいよいよ東山温泉へと向かいます。
旅はまだ、始まったばかり!
会津の台所へようこそ|子どもも大人も大満足の夕食バイキング「あがらんしょ」
東山温泉にたたずむ「会津・東山温泉 御宿 東鳳」は緑が豊かな山を背にそびえるタワー館が、ランドマーク的な存在の温泉旅館です。
武家屋敷から車で5分とかからずに行け、1日の観光の疲れを癒やす宿として、お子様連れファミリーにも選ばれ続けています。
タワー館15階からは会津盆地が一望でき、子どもたちは「あそこに鶴ヶ城が見える!」と大興奮で窓に張り付いていました。
東鳳の大浴場は時間帯によって男女が入れ替わる方式で、どちらも会津盆地を一望できる絶景露天風呂。
「宙(そら)の湯」は、空中に突き出した円形の湯船が特徴で、まるで空に浮かんでいるような感覚で入浴ができます。夕暮れ時の景色は息をのむ美しさです。
お風呂上がりには、館内通路「宙の道(そらのみち)」で会津のべこの乳(牛乳)を堪能しました。
体の芯まで温まった後の冷たい牛乳は格別で、子どもたちも一気に飲み干していました。
湯上り処「せせなぎ」は、畳敷きの広々としたくつろぎ空間です。
麦茶や北海道ハスカップ水が無料で提供されており、夕食の時間まで家族みんなでのんびりと過ごすことができました。
夕食の会場は「会津の台所」をコンセプトにしたビュッフェ会場「あがらんしょ」。
高い天井と温かみのある木のインテリアが広がる開放的な空間に、料理がずらりと並ぶ様子はまさに圧巻です。
オープンキッチンでシェフが目の前で調理する姿も見られ、食事前から気分が高まります。
バイキング台には会津の郷土料理が丁寧に並べられています。 もちろん会津の郷土料理「こづゆ」もバイキングで味わえます。
ライブキッチンの天ぷらコーナーでは、旬の食材が揚げたてで提供されており、中でも「まんじゅう天ぷら」はスタッフおすすめの一品とのことです。
子どもたちにも大好評でおかわりをしていました。お昼にも食べたのに。
喜多方ラーメンに並ぶ会津の麺グルメ、蕎麦もバイキングで味わえます。
ネギやかき揚げなどのトッピングが選べて、小さな子どもにも食べやすいサイズで提供されるのが嬉しいポイントです。
オープンキッチンで提供されるミニサイズのソースカツ丼は子どもたちが特に喜んでいました。あれもこれも食べたい子どもにちょうどいいサイズ感もさすがの配慮です。
食事の締めのデザートコーナーは宝石のように輝くスイーツが所狭しと並んでいます。
バイキングでたくさん食べたにも関わらず、別腹といわんばかりに嬉しそうに選んでいました。
大人には嬉しい会津地酒のメニューも充実しています。
花泉・末廣・会津娘など地元を代表する銘柄がそろい、子どもがバイキングを楽しむ傍ら、親は会津の地酒をゆっくり味わえます。
子どもも大人も、それぞれのペースで存分に楽しめるのが「あがらんしょ」の魅力です。
おなかも心も満たされたところで、旅の1日目がゆっくりと幕を閉じていきます。
会津盆地を一望!御宿東鳳の朝食は旅のごほうびだった
窓の外にいっぱいに広がる会津盆地の大パノラマを眺めながらいただく朝食は、特別な時間です。
夜とは一変して朝の爽やかな空気に包まれた会場には、さまざまなメニューがずらりと並びます。
中でも「喜多方らーめん」の真っ赤なのぼりは目を引き、ぜひ食べてほしいメニューです。
朝からラーメンを食べる「朝ラー」文化は会津ならではの楽しみ方で、子どもたちは2杯目もあっという間に平らげていました。
朝食の主役のひとつが「きねつき餅」です。会津産黄金餅米を使ったつきたてのお餅は、ふんわりやわらかく口の中でとろけるほどの食感を楽しめます。
きなこ・あんこ・大根おろしなど豊富なトッピングがそろい、全種類を試したくなります。
スタッフが目の前で取り分けてくれる姿も、朝食の風景に温かみを添えてくれる1シーンです。
作りたてを提供するオムレツは、バターのこうばしい香りが漂う中、シェフがフライパンをくるりと返す姿を子どもたちは食い入るように見ていました。
ふわふわのオムレツを受け取った瞬間の笑顔は、幸せそうでした。
お子様連れの家族への嬉しい気配りも感じます。お子様用の食器やスプーン・フォークがそろうほか、離乳食(7カ月〜2歳頃)も豊富に用意されていて驚きました。
「赤ちゃん連れだと食事が大変…」という心配を、東鳳はしっかりと先回りして解消してくれています。
窓の外に広がる会津盆地の景色を目に焼き付け、ゆっくりと朝食をいただけます。
チェックアウトの時間が近づくにつれ、子どもたちから「もっといたい」の声が上がったのは言うまでもありません。
また来たい、会津若松。コンパクトなのに奥深い、親子旅の理想のかたち
武家屋敷で歴史に触れ、東山温泉で心と体を癒やす。
今回紹介した1泊2日のモデルコースは、会津若松の魅力のほんの一部に過ぎません。
会津若松には、まだまだ歴史を感じられるスポットが点在しています。
戊辰戦争の舞台となり、白虎隊の悲話で知られる鶴ヶ城。会津藩の人材育成を担った藩校「日新館」では、当時の学びの場を体感でき、飯盛山では白虎隊の足跡をたどりながら、子どもたちと歴史の重みを語り合うことができます。
主要な歴史スポットは市内にコンパクトにまとまっており、移動に時間をとられずに次々と巡ることができます。お子様連れでも無理のないペースで複数のスポットを楽しめるのは、会津若松の大きな魅力の一つと言えるでしょう。
次回は違うルートで、違う季節に。そんな期待を胸に抱きつつ、思い出話に花が咲きます。
歴史と温泉、そして家族の笑顔。会津若松は、何度でも訪れたくなる親子旅の宝箱です。
この記事を書いたのは
- ささきまこと
- ファミリーキャンプと日本酒が大好きな、会津若松の親バカWebライター。
子ども4人のにぎやか家族だからわかる「子連れでも大丈夫?」という親目線の疑問に寄り添いながら、歴史体験・ごはん・宿選びなど家族旅に役立つリアルな情報と会津の魅力を発信していきます。