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入場料割引情報も!鶴ヶ城をもっと楽しむ、深堀スポット6選

会津若松市のシンボルとも言える鶴ヶ城。全国唯一の赤瓦のお城ということで、立派な天守閣に目を奪われがちですよね。ただ、鶴ヶ城は天守閣の内外にさまざまな見どころがあります。内部の博物館で歴史を学び、天守からの景色を眺めるだけではもったいない!
本記事では、鶴ヶ城をもっと楽しむための深堀スポットを6つ、ご紹介します。最後にはお得な入場料割引情報もありますよ。
ライター:齋藤香織 52 ビュー

鶴ヶ城は公園内への入場は無料

鶴ヶ城は公園内への入場は無料。天守閣や麟閣、駐車場など、敷地内にある施設への入場・利用に、それぞれ料金がかかる仕組みです。お城の周囲を少し散歩したい方や、雰囲気を見てから入場するかを決めたい方に、選択肢があるのが良いところ。朝や夕方には、散歩や部活動の走り込みをする地元民もいて、市民の憩いの場であることも感じられます。
では次から、深堀スポットをご紹介していきますね。

【深堀スポット①】お城のリアルがわかる「走り長屋・干飯櫓」

1つ目の深堀スポットは「走り長屋・干飯櫓」。天守閣のミュージアムショップを抜けた先にあります。
こちらは往時の形を忠実に再現した建物になっていて、かつての城郭での戦い方がリアルにわかるのが面白いところ。
たとえば、こちらの穴。
カバーが付いていて開けられませんが、長屋の西壁の至るところについています。実際の使い方はこちら。
これは、鉄砲の銃身や矢を通す穴(鉄砲狭間)。ここから敵を狙い撃てるようになっています。走り長屋は武器庫として使用されていたそうなので、有事の際にはここに保管されていた鉄砲や弓矢を使って、敵を迎え撃ったのかもしれませんね。
また干飯櫓は、干飯(米を蒸して乾燥させたもの)を保管していた櫓です。ここも先ほどの穴のほか、床にも大きな穴が開いています。一体何に使うのか。正解はこちら。
ここから石を落として、石垣を上って攻め込んでくる人を落とすそうです。この城を作った領主たちはどう戦うかを考えながら、堅固で知られた鶴ヶ城を作り上げたんですね。
なお、走り長屋と干飯櫓ではプロジェクションマッピングを実施しています(夏以外)。
鶴ヶ城の四季や、会津の情報が色鮮やかに映し出される様子は必見ですよ。

【深堀スポット②】地元民も知らない「桃瓦」

スポットとは少し違いますが、ぜひ探してほしいのが「桃瓦」。読んで字のごとく、桃の形をした瓦です。
桃瓦があるお城は全国にいくつかあるのですが、鶴ヶ城もそのひとつであることはあまり知られていません。見つけたらハッピーな気分になれるかも。
ちょっと現実的な話をしてしまうと、これは「留蓋」という雨漏りを防ぐために付けられたもの。桃は古来より邪気を払う食べ物とされ、縁起が良いと言われていたので、桃の形にすることで邪気退散を願ったのだとされています。
詳細な設計図が残っていないので、江戸時代以前の鶴ヶ城にあったかは不明ですが、当時の人々が城に込めた想いが伝わってきますよね。
見つけるには、天守閣の5層から鉄門の方角(南)の屋根を覗くのが1番わかりやすいと思います。屋根の角を見てください。鉄門の方から天守を見上げても見つけられます。

【深堀スポット③】本格的な茶室でお茶を楽しむ「茶室麟閣」

深堀スポット3つ目は、本丸の東側に位置する「茶室麟閣」。本格的な茶室と庭園を眺めて、呈茶をいただけます。
秋~春は暖かい抹茶ですが、夏の氷が入った冷たい抹茶もおすすめ。お菓子の薯蕷饅頭は皮につくね芋が練り込まれており、モチモチした皮と滑らかな餡子が抹茶とよく合って絶品です。
実は会津は茶道文化が盛んな地域。というのも鶴ヶ城を作った蒲生氏郷は、千利休の弟子の中でも特に優秀とされる「利休七哲」の筆頭に挙げられるほど、お茶に造詣の深い人物だったんです。
氏郷は、千利休が豊臣秀吉に切腹を命じられた際、お茶の道が廃れることを危惧して利休の養子だった千少庵を匿い、秀吉に赦免を願い出ました。おかげで少庵は赦され、そのお礼に贈られたのが、この麟閣なんです。
麟閣では、各流派の方々が実際にお茶を点てる「月窯」を開催しており、見学が可能。また茶道を体験できるワークショップも開催しているので、興味がある方はご参加ください。

【深堀スポット④】宝探し感覚で楽しい!「面白い石垣たち」

鶴ヶ城で見てほしいスポット4つ目は「石垣たち」。鶴ヶ城にはちょっと面白い石垣があって、それらを探すのも楽しいんです。
特に注目したいのは「遊女石」と「ハート形の石垣」、そして「石垣の凹み」です。
遊女石は鶴ヶ城の石垣の中で最も大きな石で、北出丸・椿坂を上ったところの右手側にあります。
高さは約2.6メートル、幅2.8メートル、重さは約8トン。この大きさ・重さですから、当然、築城の際もなかなか動かすことができませんでした。しかし、遊女をこの石の上に乗せて躍らせたら、人々はたちまち高揚して、動かすことができたという逸話が残っています。
またハート形の石垣は、武者走りと鉄門の2箇所にあります。
武者走りの方は頭を右に45度傾けてみると良いですね。鉄門の方は本丸側から見て門右側の石垣の中。こっちも少し斜めになってるかな?
石垣の凹みは、西出丸駐車場付近、廊下橋付近で見られます。
これ、実はかつてあった門の柱の跡なんです。敵が入ってきたら門を閉じて中に閉じ込め、石垣の上にあった長屋の上から一斉射撃して殲滅する仕組みです。写真は廊下橋付近のものですが、探してみると他のところにもあるかもしれません。

【深堀スポット⑤】ドリンクとスイーツでちょっと休憩「鶴ヶ城喫茶」

歩き疲れたら、次の深堀スポット「鶴ヶ城喫茶」へ。飲み物や軽食を販売していて、休憩にぴったりの場所です。
おすすめは「プレミアム特濃抹茶ソフト」。麟閣でも使用している抹茶を使っており、とにかく濃い。
まるで冷たい濃茶をそのまま食べているような感覚です。抹茶の苦みがソフトの甘みと中和して、濃いけどすっきりしています。
取材に行ったときは真夏だったので、福島県産桃100%ジュースもいただいて喉を潤しました。
桃のほんわりとした甘さを感じつつも、ゴクゴク飲める1杯です。なんで福島の桃って、無条件で美味しいんでしょうねぇ。
また秋冬に来たら絶対食べてほしいのが「銀シャチ焼き」。「抹茶白玉餡」「黄金芋」「芋カスタード」の3種があります。
なぜ銀シャチなのかというと、鶴ヶ城には「銀の鯱(しゃちほこ)」があるから。
ただ、再建以前の鶴ヶ城に銀の鯱があったのかはわかっていません。実は銀の鯱は、再建を請け負った株式会社間組(現・株式会社安藤・間)からのプレゼント。間組は名古屋城天守閣の再建も請け負っており「名古屋城に金の鯱があるなら、鶴ヶ城には銀の鯱」として、銀の鯱を贈ってくれました。目にはダイヤモンドが使用されているという、非常に豪華な鯱です。
ぜひ天守閣の頂上にある銀の鯱を見ながら、召し上がってください。

【深堀スポット⑥】ドラマのあのシーンを実感「八重の桜の撮影スポット」

深堀スポットの6つ目は、2013年の大河ドラマ「八重の桜」の撮影スポット。放送前年には山本八重役の綾瀬はるかさん、山本覚馬役の西島秀俊さん、川崎尚之助役の長谷川博己さんなど、たくさん俳優さんがいらっしゃって、鶴ヶ城内で撮影が行われました。ドラマを見ていた方はもちろん、俳優さんファンにも嬉しいスポットですね。
特に多く利用されているのは麟閣の周辺。たとえば麟閣近くの井戸は八重さんと尚之助さんが雨宿りをするシーンに利用されています。
当日はセットで屋根を作っていたので、大分イメージが違いますよね。他にも麟閣の外壁は、街中のシーンとしてよく出てきます。
また赤い欄干が特徴的な廊下橋は、覚馬がよく走っています。
ちなみに覚馬役の西島さんは「時代劇史上最も速く走る」のをテーマにしていたそうですが、一生懸命すぎて所作指導の先生に「武士の走り方じゃない」と言われたとか。
八重役の綾瀬さんは、今でも会津まつりに毎年参加してくださるなど、変わらず会津との縁を続けてくれています。事務所の近くには綾瀬さんが植えた「はるか」という桜もありますので、ぜひご覧になってください。

鶴ヶ城をもっとお得に楽しむには?

鶴ヶ城には入場料割引をはじめとしたさまざまな特典があります。主な割引方法としては「共通券の購入」「会津ファンクラブへの入会」の2つです。活用して、もっとお得に鶴ヶ城を楽しんでください。
▶共通券の購入

鶴ヶ城には「天守閣と麟閣の共通券」、「天守閣・麟閣・御薬園の共通券(三施設共通券)」があります。共通券を購入すると、別々に入場券を購入するよりお得になります。
・天守閣と麟閣の共通券:520円(通常価格620円)
・三施設共通券:730円(通常価格950円)
それぞれ100円と220円お得ですね。御薬園だけ少し場所が離れていますが、車で5分ほどの距離なので、ぜひ訪れてみてください。
ちなみに県立博物館への訪問予定がある方は、県立博物館とのセット券がお得です。
▶会津ファンクラブへの入会

鶴ヶ城をお得に楽しむなら、会津ファンクラブへの入会もおすすめ。年会費が無料な上、LINEで気軽に入会可能。クーポンはLINE上で発行されるので、スマホの画面を見せるだけで割引特典を利用できます。
会津ファンクラブに入会すると、下記のような特典があります。
・天守閣と麟閣の入場料(通常520円)→年1回無料で入場可能
・麟閣の呈茶(通常600円)→100円引きで500円に
・鶴ヶ城喫茶の特濃ソフトクリーム(通常600円)→50円引きで550円に
・天守閣ミュージアムショップ→鶴ヶ城オリジナルグッズ1割引
ミュージアムショップを除いても、ざっと700円くらいお得です。
他にも会津若松市内の各店で使えるさまざまなクーポンがあるので、鶴ヶ城と言わず会津の観光そのものがお得に楽しめます。イベント情報なども届きますよ。

まとめ

鶴ヶ城の深堀スポットは知ることによって、もっと面白くなります。ご紹介したところはほんの一部。「へぇ~」と言える場所が、まだまだたくさんあります。より深い鶴ヶ城の魅力を、ぜひ堪能してください。

この記事を書いたのは

齋藤香織
齋藤香織
喜多方市出身。デザイナー兼ライター。 鶴ヶ城にサムライとして勤務したことをきっかけに会津の歴史に目覚め、会津幕末検定2級を所持するほどの会津歴史ヲタクに。 500名近くの会津藩関係者の墓を探してお参りしてきた、墓マイラーでもあります(まだまだ記録更新中)。 地元民だからわかるディープな情報を、ときには地元民の声と一緒に、届けていきたいと思っています。