

美しき秋の会津若松へ。王道から市民が愛する穴場まで巡る「紅葉厳選旅」
鶴ヶ城公園|白と赤と紅、ひとつのフレームに収まる絶景
会津若松駅から車で約10分、まちなか周遊バス「ハイカラさん」で約20分の場所にある、会津若松のシンボル「鶴ヶ城」。
国内で唯一の「赤瓦」をまとった天守閣は、秋になると、色づいたモミジやカエデに囲まれて一段と華やかな表情を見せます。
白壁、赤瓦、そして燃えるような紅葉。この3つの色が同じフレームに収まる景色は、思わず足を止めてしまう美しさです。
夜は紅葉のライトアップが行われ、昼とはがらりと変わって、闇に浮かぶ幻想的な城郭を散策できます。
天守閣の正面だけで満足してはもったいない。本丸跡から見上げる「武者走り」の石垣と紅葉のコントラストは、城好きにはたまらない撮影スポットです。
写真にもある通り、天守閣の周りを散策するだけでなく、塀の上まで登って一段高いところから紅葉を見下ろせるのもポイントです!
二の丸や三の丸を埋め尽くす紅葉の木々、そして眼下に広がる紅葉と青空の中に聳え立つ白い天守閣は、写真に収める価値大ありです!
この塀を上るのは少し大変ですが、その先には紅葉の絶景が待っています。
紅葉した木々が塀の上でトンネルを作ってくれて、この光景はまさに写真に収める価値ありです!
大体鶴ヶ城に来る人は天守閣とその周りしか見ないので、「この塀の上に登ればこの絶景を独り占めできる」と思うと、個人的にワクワクします(笑)
本当にこの塀の上まで来る人って、少ないんですよね。
11月の上旬まで紅葉のライトアップも行われるので、ぜひ夜の鶴ヶ城にも足をお運びくださいませ!
東山温泉街|湯けむりの向こうに広がる、秋の渓谷美
会津若松駅から車で約10分、まちなか周遊バス「あかべぇ」を使えば約20分の場所にある「東山温泉」。
湯川沿いに老舗旅館が立ち並ぶ、会津を代表する奥座敷です。
川のせせらぎを聞きながら歩けば、渓谷の斜面が赤や黄色に染まる、自然豊かな紅葉が迎えてくれます。
川沿いに佇む登録有形文化財の宿「向瀧」周辺は、大正ロマンの風情そのもの。レトロな温泉街の景色と紅葉が重なり、どこを切り取っても絵になります。
日帰り入浴や足湯のスポットもあるので、散策の途中で冷えた体を温泉であたためる、という秋ならではの贅沢な過ごし方も叶います。
赤と黄色の木々を見ながら温泉街に入り、周囲の山々が紅葉した木々で埋め尽くされている情景は圧巻です!
ちなみに、庄助の宿 瀧の湯さんでは、夜の時間帯に湯川の対岸でライトアップが行われます!
紅葉の時期にぜひ宿泊いただき、光に照らされた美しい紅葉を見ながら温泉に入る。本当に贅沢ですよね!
また、個人的にはこの瀧の湯さんのように、レンタサイクルができるお宿に宿泊された場合は、ぜひ自転車を借りてこの温泉街を駆け抜けてみてほしいです!
車の窓越しで見るのとは違い、東山温泉街の空気を体全身に浴びながら、生で紅葉の景色を見ながら駆け抜けるのも面白い体験です。
そして、一通り自転車で紅葉した温泉街を駆け抜けた後は、向瀧さんの近くにある無料の足湯スポットで、疲れた足を癒すのもおすすめ!
紅葉を満喫し、そして温泉街を駆け抜けた足を温泉で癒す、この気持ちよさと達成感をぜひ味わっていただきたいです!
あっ、もちろんヘルメット着用で、安全に走行してくださいね!
蚕養国神社|まちなか散策の途中で出会う、静かな古社
会津若松駅から徒歩で約15分、まちなか周遊バス「あかべぇ」だと約5分で行ける距離にある「蚕養国神社(こがいくにじんじゃ)」。
日本で唯一「蚕」の名を冠する、由緒ある古社です。静かで厳かな境内は、秋になると木々が色づき、旅の途中にそっと心を整えてくれる場所です。
まちなか観光のルートに組み込みやすい立地が魅力。養蚕・織物の神様ですが、「旅の安全」や「縁結び」のパワースポットとしても、観光客に喜ばれています。
個人的に、人の少ない平日の午前中に参拝し、境内で紅葉を見ながらうっとりする時間が最高です!
峰張桜という蚕養国神社のシンボルともいえる桜の木があり、そのすぐ近くに峰張桜の「後継木」が植えられています。
その後継木と神楽殿の間に立って境内全体を見渡すのが好きです!
紅葉した大きな木々に加え、境内に立つ建物をいっぺんに見ることができます!
日々多くの情報に触れている現代だからこそ、このような神聖な場所で風光明媚な紅葉の景色に魅了されるひとときは、最高のデジタルデトックス体験になること間違いなしです!
芦ノ牧温泉|足湯につかりながら、大川渓谷の紅葉を眺める
会津若松の中心街から足を延ばして、「会津のもうひとつの奥座敷」に向かいます。
会津若松駅から車で約30分、路線バス(片道910円)を使うと約50分で行くことができます。
会津若松市の南、大川(阿賀川)の渓谷沿いに湯けむりが立ちのぼる、静かな温泉地・芦ノ牧温泉。
秋になると、渓谷の斜面が赤や黄色に染まり、川面に映る紅葉が穏やかな景色をつくります。
この温泉地の楽しみ方のひとつが、足湯です。靴を脱いで足をそっと湯にひたせば、じんわりと体が温まり、目の前には色づいた山並み。
ただ座ってぼんやり眺めるだけで、旅の時間がゆったり流れていきます。
秋の澄んだ空気で少し冷えた足先が、お湯でほどけていく心地よさは、この季節ならではの贅沢です。
タイムスケジュールをきちんと立てれば、日帰り温泉を満喫し、足湯につかって温泉街の紅葉を静かに楽しんだあと、夕方の路線バスで会津若松の中心街に戻ることも可能です!
私の楽しみ方をシェアしますと、まずセブンイレブンのお向かいにある「芦ノ牧おみやげセンター」さんにある「芦ノ牧ドライブ温泉」で身体を癒します!
この温泉は知る人ぞ知る、まさに「穴場スポット」なんです。
そして、この温泉を堪能した後、あえて歩いて芦ノ牧温泉街を目指します。
その道中、阿賀川にかかる「芦ノ牧橋」が究極の絶景スポットなんです!ここから見る温泉街、阿賀川、そして紅葉した山々は本当に美しいんです!
この芦ノ牧橋でしばらく絶景を楽しみ、先程ご紹介させていただいた足湯スポットでまた温泉を堪能します。
足湯スポットの周りで見える赤々とした木々、そして大川荘さんの立派な建物、その背後に広がる黄金色の山々を楽しめるスポットです。
おわりに
赤瓦の天守閣が紅葉に映える鶴ヶ城、湯けむりと渓谷美に包まれる東山温泉、まちなかで出会う古社・蚕養国神社、そして足湯を楽しみながら絶景を眺められる芦ノ牧温泉。会津若松の秋は、王道の絶景も、ひっそりとした穴場も、ぎゅっと詰まっています。
どのスポットも、歴史の重みと自然の彩りが寄り添っているのが会津らしさです。お城で藩主たちが見た景色に思いを馳せ、温泉で身体をほぐし、静かな境内で深呼吸する。
ただ「見る」だけでなく、ゆっくり「味わう」ことで、紅葉の美しさはいっそう深く心に残ります。
昼の鮮やかな紅葉と、夜のライトアップ。同じ場所でも、時間帯によってまったく違う表情に出会えるはずです。
秋の会津若松で、あなただけのお気に入りの一景を見つけてみませんか。心からお待ちしています。
この記事を書いたのは

- ひろちゃん
- 福島県いわき市生まれ、会津若松市在住。小さいころから会津が好きで、大学進学を機に会津若松市に移住して以来ずっと住み続けている。「会津物語」というSNSアカウント(X, Instagram, TikTok)でも、会津の魅力を発信中!
































