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地酒と食を味わう

名水と旨い米の里 地酒と食を味わう

良質な水と大地の恵みによって育まれたお米。そのお米から作られたおいしい地酒を求めて酒造巡りをするのも会津若松の楽しみ方の一つ。
郷土料理からB級グルメまで、バラエティに富んだ料理の数々が旅を彩ります。
米どころである会津にはおいしい地酒がいっぱい
遥か古代の会津盆地は沼地だったので、長い歳月を経て堆積した土壌は養分がたっぷり!だから美味しいお米が採れるのです。加えて周囲の山に降り積もった雪が大地に浸透し、清冽な伏流水となって地中に横たわっています。これが仕込み水となり、美酒を生んでいるのです。会津のお酒はどちらかというと、サラッとした中にもほのかに甘い余韻が残る微妙な味わい。女性にも大変人気があります。全国新酒鑑評会でも会津若松市内の多くの蔵元が金賞を受賞しており、高い評価を受けています。
酒蔵巡りとお買い物を楽しむリピーターも多いです
会津若松の市街地を歩くと、造り酒屋さんの門や入口に酒林と称される杉玉が下がっているのをよく見かけます。酒林は熟成の目安となる測りのようなものです。仕込み時期の12月頃に吊るした青々とした酒林が、ひと夏が過ぎ、熟成して飲み頃になると枯れて茶色になります。市内には9つの蔵元があり、酒蔵の見学や利き酒ができるところもあります。酒どころ会津は昼間から頬を赤らめていても後ろ指をさされることはなく、むしろ羨ましがられるといううれしい土地柄です。ただ、飲みすぎにはご注意を・・・。
郷土料理「こづゆ」
水がよく、酒が美味しく、四季が美しい土地には美味しい料理という方程式があります。会津はその方程式通りの地方です。流通が発達していなかった昔は、山国会津の貴重なタンパク源は川魚か、海のものだったら保存の効く干物か塩漬けが主でした。海から遠く離れた山国会津の地形が独特の郷土料理を生んだと言えます。代表的なものはニシンの山椒漬、棒タラ煮、冠婚葬祭には欠かせない「こづゆ」、いろいろな食材に味噌タレをつけて焼いた田楽、ご飯と具材を蒸したわっぱ飯などです。手打そばも欠かせません。会津では昔から家庭で行事が行われると必ずと言っていいくらいにそばが出されました。市内にも「そば通」を唸らせる多くの人気店があります。地元の食材をふんだんに使っている会津の食文化を地酒とともにぜひ味わってみてください。
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庶民パワー発揮!

庶民パワー発揮!

ソースカツ丼をはじめ、多彩で個性的なB級グルメの数々

会津若松市は城下町で武家社会が背景にありましたから、素朴な料理にも上品さがありました。現在は庶民パワーが発揮され、B級グルメという気軽でおもしろい料理が注目を集めています。会津米のご飯に千切りキャベツを敷き、その上にソースを付けた揚げたてのトンカツをのせるソースカツ丼は、大正時代から市民に親しまれてきた庶民の味で、ソースカツ丼を出す店が市内に20数店舗あります。最近の人気はカレー焼きそば。カレールーをかけた焼きそばです。B級グルメの特徴は自由な発想と意外性ですが、まんじゅうの天ぷらは極め付き。歴史は古く、河東町の強清水茶屋街が発祥の地といわれています。